12月のつぶやき 〜愛犬ルーの最期〜
愛犬ルーの最期
つぶやき
12月3日、店主の愛犬ルー(ダックスフント)は天国にかえりました。
筋無力症と巨大食道奇形による胃酸過多・麻痺を持っていたルーは、
17年間吐きつづけ誤飲性肺炎、脱水による腎炎をくりかえしましたが、
手作りの食事とアミノ酸、消化剤、酵母など様々な手当てをし続けて、
なんとか頑張って私達家族の側に17年もの間いてくれたのです。
ルーを生かすことはルーを愛することそのものでした。
ルーは私の慰めであり愛しいもの以外の何ものでもありませんでした。
吐き続けるため引いている毛布等を汚すので洗濯機は1日なんどもまわすのですが、
それを面倒と思ったこともありません。ただただ可哀想でなりませんでした。
11月29日の水曜日くらいから舌の動きがスムーズではなくなり、
ご飯を食べる時口を開けにくそうにして、実際なかなか食べ物を口の中に運ぶのが難しくなっていました。
横隔膜がうまく動かなくなってきていることや
食道の麻痺がひどくなり嘔吐が頻繁になりました。
いっきに痩せてきて、歩くこともままなりません。
そのまま食事はとらなくなりかろうじて水はなめていましたが、それも胃液と一緒に吐く為
脱水と低血糖は免れませんでした。
12月2日、朝からおしっこと水飲みになんとか自力で倒れながら行こうとしていましたが、
排尿する力も飲む力もほとんどなくなっていて
3日日曜日昼間ずっと抱っこしてルーに話しかけたり大好きなぞうさんの歌を歌ってやったりしていましたが、
夕方、家族がみんな集まりルーを囲んで集まった頃から、痙攣がはじまり、
夜10時、静かに呼吸が止まりました。
翌朝自宅に専用の車で来て焼いてくれる会社があり、そこで朝9時にルーを焼いて、
あっという間に、ルーは骨だけになりました。
しかし、沢山の病気をしていたにも関わらず
最後にまるで私にお礼を言うように、その雪のように白い美しい骨を見せてくれました。
黄味がかった箇所がほとんど無い酸化されていないルーの骨は
苦しみや痛みのない毎日だったよと告げてくれたのと同じことだと思っています。
手作りのご飯
必要な栄養素の補給。
たっぷりの愛情。
これがルーを長生きさせ酸化糖化のない身体を作ったと思います。
ルーが死んだあの日曜日がまた巡ってきました。
この一週間、ルーがいないことを受け入れられず夢の中を歩いているような時間でしたが、
ルーがいないその事実が、やっと夢から覚めて身体中に重たい重しのように襲いかかってきます。
私に無償の愛のあり方を教えてくれた愛しいルー。
大好きだよいつまでも大好きだよ。
ルーを可愛がりルーの死に心を寄せてくださった方々に、心よりお礼申し上げます。