頭皮のふけ
頭皮のターンオーバーがリズミカルに繰り返されている場合は
ふけを感じることはほぼありません。
しかし、特に、頭皮や髪の毛が脂っぽくじめっとしている時に出ているふけの場合は、
ほとんど「マラセチア」というカビによる炎症と考えてよいのです。
炎症がおきる原因は、
①偏った食生活
②睡眠不足
③免疫力の低下
④シャンプーのすすぎ残し・染毛剤、パーマの強い刺激
⑤ホルモンのアンバランス
などが考えられます。
炎症によってターンオーバーが促進された結果、
目に見えるサイズで古い頭皮がまとめて剥がれ落ち、
フケが目立つ状態になります。
この状態がいわゆる「フケ症」です。
炎症を起こすと、かゆみもあり、炎症の原因を取り除かないでいると
かゆみとフケの両方で困ることになります。
特に、⑤のホルモンは男性ホルモンの量に関係します。
男性ホルモンは男性だけでなく女性にも有るホルモンです。
普段、アドレナリン過多で仕事をしている場合、
女性は少し男性ホルモンの量が増えるのかもしれません。
または絶え間ないストレスがある生活だと、
黄体ホルモンが男性ホルモンに転換される道筋を作ってしまうことがあります。
男性ホルモンは脂質を排出するホルモンですから、
髪の毛がべとつくときはこの男性ホルモンの影響かなと考えてもよいかもしれません。
マラセチアの対応は
1ホルモンバランスを正常にすること
2炎症が起きる時に作られるプロスタグランジンの生成低を促すこと
を基本的に目指しますので
とにかくストレスを回避することや
細胞膜を酸化させずプロスタグランジンE2を沢山作らない食生活に戻すことです。
食事は何より大切な治療です。
油料理を極力避けて、一日大匙一杯くらいのオリーブオイルか菜種オイルだけにすること。
血糖値が上がり下がりするような糖分の摂り方をしないこと。
和食で白・緑・赤・黄・黒の五色が食卓にようにしましょう。
人間もそうですが動物たちも同じです。
ワンちゃんや猫ちゃんがふけや皮膚の
乾燥でお困りでしたら、ご飯の見直しをしてあげてください。
ちなみに我が家のワンコはふけが多かったのですが、
軽い炎症へのアプローチとして食事を変え
「(細胞膜のバランスを取る)オメガコンプレックス+(体内酸化防ぐ)e-」
でほとんどふけが止まりました。
動物たちがアトピーになりかけているなあと思われたときは是非ご相談ください!