青梅雨や少年のまま星になり
青梅雨や少年のまま星になり
梅雨のこの時期。青梅雨という美しい言葉があります。雨の中に光を放つ緑の美しさを表現した季語です。
「青梅雨や少年のまま星になり」
この句は、長く拝見していた患者さんがお亡くなりになった時差し上げた俳句です。
事あるごとに、私は句を詠いその想いや記憶を留めることにしています。
その方や家族の方とのたくさんの思い出がこの句を見るたびに思い起こされます。
今、自宅に咲き乱れているアジサイを沢山切ってきて、薬局に飾っています。
花や緑を薬局に置くことはご来店なさる皆さんのお気持ちを自然な形で癒していると感じています。
そして季節を味わうこと、自然を思い起こすことができると思っています。