眼科疾患について
東洋医学では、眼は肝心脾肺腎のすべての機能を持つと言われています。
視聴覚障害の原因疾患として
- 緑内障
- 糖尿病性網膜症
- 網膜色素変性
- 黄斑変性
- 脈絡網膜萎縮
- 視神経萎縮
- 白内障
- 角膜疾患など
があります。
これらの疾患への対応を東洋医学では、五行の関連付けとして診てゆきます。
- 緑内障
- 緑内障などの水の広がりに関しては肝の機能として。
- 視神経
- 視神経は脳神経に繋がるものとして心の機能として。
- 目の失調や脈絡膜からの網膜への虚血瘀血がある場合
- ビタミンA・B・Cの不足による目の失調や脈絡膜からの網膜への虚血瘀血がある場合は脾の機能として。
- 肺の機能
- 眼は外の世界に直接つながる器官でありバリアの役割としての肺の機能。
- 老眼、白内障など
- 目が見えにくくなる老眼、白内障などは腎の機能として。
「薬膳薬局」の治療方針
眼のご病気は、主に気血水にこだわって、病名により、何の機能の低下で目のご病気になっておられるのかを探らなくてはなりません。
特に脈絡膜の状態をよくするための駆瘀血剤や水回りをよくするための利水剤、気の巡りをよくする理気剤は、処方の基本になります。
東洋医学のまなざしとは、眼のご病気であろうが、全身的に何がその巡りを邪魔して病気を作っているのか?というところにあり、眼だけを標的にすることはありません。
例えば白内障の方は眼だけが老化して酸化しているわけではなく、身体の細胞全部の酸化を標的にした養生が必要となります。その意味で、食事の見直し、生活習慣の見直しなどが大切な課題にもなります。 薬膳学や分子栄養学を元にしたご指導をさせて頂きます。
お客様の声
50歳 女性
2度目の緑内障の手術をしなくてはならなくなり、一回目の後目の調子がかなり悪い為、もしかしたら、もともとの自分の身体に何か問題があるのかなあと思って薬膳薬局に来てみました。
案の定、血液データーも見て、先生からひどい虚血だと言われました。赤血球が少なく、貯蔵血も少なく、これでは粘膜の修復や機能の修復は遅くなるかもねと、2回目のオペに向けて、身体の立て直しに漢方薬とサプリメントと食事指導を受け、手術は見事成功。
予後も1回目と違い、まったく良いです。ありがとうございました!