発達障害
発達障害
発達障害について
地球の歴史を振り返ると、人類の知恵や技術や芸術が秀でる時代がありました。
バッハ、モーツアルト、ゴッホ、エジソン、ダーウィン、アンデルセン、スティーブジョブズなどなど、その業界や会社のトップとして活躍し、一つの新しい時代を作った人たちです。
しかし、これらの人たちは実は発達障害であったという見解は周知のこととなっています。
東洋医学の思想
東洋医学の思想として全ての進化や退化も自然の流れ・地球の意志として理解します。
現代にかなりの発達障害の方々が増えている現実を思うと、天才を作る時代が訪れている、何か大きな人類の変化が始まっているという印象を持って患者さんと共に歩いております。
少し西洋医学的にまとめてみると
発達障害には、
- 自閉症スペクトラム(自閉症、アスペルガー症候群を含む)
- 注意欠如・多動性障害
- 学習障害など
様々なタイプがありますが、生まれつき脳の一部の機能に障害があるという点が共通しています。
先天的な機能障害ではありますが、うつ病などの精神障害(病気)とは、まったく違うものです。
自閉症スペクトラム(ASD)
ASDの中のアスペルガー症候群とは、知的障害を伴わず高機能自閉症と呼ばれることもあります。
相手の気持ちを考えて察することが難しい発達障害です。
発達障害と天才との関連で注目されているのが、知的障害を伴わないこのアスペルガーです。相手の感情や雰囲気を察することが苦手で、社会的ルールや暗黙の了解を察知できないことが特徴です。
頭がいいのにその場の空気が読めなくて、誤解され孤独感が強まります。またアスペルガー症候群の人は、IQが高い傾向があり115以上のIQを示す人が少なくありません。
こだわりが強く得意分野での集中力は計り知れません。
注意欠如・多動性障害(ADHD)
7歳までにあらわれるもので、発達年齢に見合わない多動・衝動的なふるまい、不注意などを特徴とします。俗称ジャイアン型(多動-衝動優勢型)とのび太型(不注意優勢型)の二つに分けられます。
ジャイアン型は、衝動性が強く、あれこれといろんなものに手を出して活動的ですが、あくまで衝動的にやっているので何もやり遂げられず自己肯定感が養われにくく自立がなかなかできません。のび太型は、不注意で忘れ物やうっかりミスが多いのが特徴です。
エジソン、アンデルセン、モーツアルトがそうであったと言われています。子どもの頃のエジソンは、注意力散漫で空想にふけることが多く、居眠りばかりした決して勉強好きの利発な子どもではなかったと言います。
ところが、好奇心が異常に強く、興味があることに対してのめりこんでいく少年だったため、たくさんの失敗談も残されています。鳥が空を飛べるのは鳥の食べるミミズのせいだと思い込み、ミミズをすりつぶして人にも食べさせた話は有名です。
書家の武田双雲氏、黒柳徹子さんなども発達障害を認めて個性として活躍されました。
学習障害(LD)
全般的な知的発達には問題がないのに、読む、書く、計算するなど特定の事柄のみが不得手という障害です。
たとえば、読み書き等の一部のことが極端に苦手だったり、字がうまく読めなかったりします。特に、限局性学習障害といわれるものは、「文章を読む」ことや「計算をする」するなどの限定的な学習が出来ません。
あのダーウィンも限局性学習障害であったと言われていて、どの言語もマスターすることが出来なかったと言われています。
東洋医学でのまなざし
東洋医学でのまなざしは、最初に書いたように、地球の進化変化の中で人間もその時点での環境からリノベーションしていく一つの姿と受け止めます。
大いなる個性は地球や人間を進化させてゆくのだと長い歴史の一つの宝物として理解します。たくさんの大変な暮らしがあることも存じておりますが、たちまちは患者さんのよき理解者になることに徹し、具体的に身体的な問題に漢方薬やサプリメントで底支えをさせて頂きます。
釣藤鈎や遠志、田七などが非常に良く合う患者さんが多いため、サポーターとして漢方をご利用ください。
また、脳内ホルモンを生成調整するための材料としての優れたサプリメントも一人一人に合うものをチョイス致します。地球の宝物としての発達障害と呼ばれる方々。ご自分の光る才能を伸ばしていただきたいものです。