認知症
脳疾患・精神疾患における認知症
認知症について
脳はもともと、宇宙のような広がりを見せる臓器です。
それが、何かの理由で萎縮し始め、壊れてくる。様々な原因が追究されては来ているけれど、決めてとなる治療法は西洋医学でもまだ見いだされてはいません。
脳はどうして進化をやめてしまうのか、どうして壊れてくるのか。
身体の病気はそもそも、一つ一つの臓器への労わりの無さや無茶な暮らしぶりから生まれています。
ストレスフルな現代
そして、現代はストレスフルな時代であり、安直に西洋医学の薬剤を飲み続けて自分を支えている方も大勢おられます。
40歳くらいから男性も女性もホルモンの変化が訪れます。どこに向かって自分自身の養生をして良いのかがわからず、たちまちは、健康診断の采配で病院通いを始め、コレステロールを下げる薬、血液をサラサラにする薬、血圧を下げる薬など服薬する方が増えます。
しかし、本来的には食事の見直し、運動などの見直しさえすれば、服薬は必要でないことも多いのです。
生活改善を行わない服薬
脳の神経細胞やインパルスは、地上で電線がショートしないために電線を保護するゴムを巻くのと同様、実はコレステロールという脂質の膜で覆われています。
長期間コレステロールを下げる薬剤を飲んでいると、神経を保護するものが不足してきて、脳で電流のショートが起きます。
また、血管が硬くアテローム血栓などが形成され脳の血流が落ちているのに、生活改善を全くせずにただただ血圧を下げるためだけに降圧剤で対処されると、結局無理やり心臓のポンプの力を下げられて、脳にますます酸素がうまく回らなくなり、酸素を必要としている脳の組織は壊れることになります。
東洋医学が出来ること
健康とは、全身の整いであり巡りの良さです。
単にコレステロールだけ、血圧だけをコントロールというのは、身体の循環という意味で無理があり、あちこちにひずみが生まれてしまいます。
認知症が増えてきた背景には、このような養生の無い、薬剤に頼りすぎた結末が見え隠れしています。
東洋医学は、巡らせることを大切に致します。
また、食事の重要性を詠います。身体を動かすことを要求します。血液検査のデーターで、食事や今現在の瘀血部分や炎症具合などを拝見出来ますので、是非お持ちください。
まずは、お一人お一人に合った養生方法をお話し、食事の見直し、使うべき漢方処方と具体的な指針を立てます。認知症はストレスや食事、生活環境、薬剤と、様々な身体の瘀血や酸化により始まるため、ご心配な方は、早い時期から、脳細胞を守る養生を致しましょう。